2026/09/24
防災・危機管理ニュース
台風25号による大雨で、千葉県は24日、住宅の浸水被害が床上床下合わせて884棟(暫定値)に上ったと発表した。堤防が決壊した印旛沼に面する栄町で56棟を新たに計上。沼に流れ込む高崎川が氾濫した佐倉市では300棟が床上まで水に漬かった。広範囲で浸水した成田市はまだ集計に含まれていないため、被害棟数はさらに増える見込み。沼周辺では排水作業が追い付かず、現在も水が引いていない地域がある。
利根川に近い印旛沼は長年、川からの逆流による水害が発生。干拓事業により、北と西に分割された。
1968年から水位を管理している水資源機構によると、22日早朝に西印旛沼で水位が過去最高の5.04メートルに到達。8月の千葉豪雨時(4.33メートル)を上回った。北印旛沼では堤防が約100メートルにわたって決壊したのが確認された。同沼から利根川につながる長門川などでも堤防が一部決壊した。県によると、決壊は69年に事業が完成して以来初めてだった。
同機構によると、台風接近に備えて17日から予備排水を開始。20日には水位が2メートルまで下がったが、その後の降雨量に排水が追い付かなかったという。
〔写真説明〕台風25号による大雨で堤防が決壊し、冠水が続く印旛沼周辺=24日午後4時35分、千葉県成田市(小型無人機で撮影)
〔写真説明〕印旛沼の氾濫で冠水した土地=24日午前、千葉県成田市
〔写真説明〕冠水した倉庫前でごみなどを取り除く男性=24日午前、千葉県成田市
〔写真説明〕印旛沼の氾濫で浸水した父親宅内を片付ける木下大輔さん=24日午前、千葉県成田市
(ニュース提供元:時事通信社)




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