防災科学技術研究所(茨城県つくば市)などは25日、同市内でドローンが強風や大雨の状況でも安定飛行できるか実証試験を行った。1時間当たりの降雨量が300ミリ、風速毎秒12メートルの環境下でも飛行できると確認され、同研究所の酒井直樹上席研究員は「今後、災害時の状況把握などで活用を目指していきたい」と語った。
 実証試験は同研究所の大型降雨実験施設で行われた。(1)降雨量1時間当たり100ミリで無風(2)同100ミリで、風速毎秒12メートル(3)同300ミリで、風速毎秒12メートル―という条件下でそれぞれドローンを手動操縦しながら飛行させた。
 その結果、(1)では安定してホバリングした。(2)や(3)でも機体が多少揺れることはあったが、一定の高度を維持しながら飛行を続けられた。
 使用されたドローンは電子機器関連の双葉電子工業(千葉県)が製造した。風速毎秒15~17メートルでも安定飛行を実現できる性能を有するが、降雨量1時間当たり100ミリ以上の環境で飛ばすのは初めてだったという。 
〔写真説明〕強風や大雨を再現した環境で行われたドローンの飛行試験=25日午後、茨城県つくば市
〔写真説明〕強風や大雨を再現した環境で行われたドローンの飛行試験=25日午後、茨城県つくば市

(ニュース提供元:時事通信社)