2014/07/07
セミナー・イベント
阪神淡路大震災以来、大被害をもたらす地震を経験し、専門家は地震に対しての備えや、被害に対して支援を行ってきました。2011年の東日本大震災は未曽有の津波被害をもたらし、被災地では今もなお日常生活が取り戻せないでいます。気が付いてみれば、異常気象によると思われるゲリラ豪雨による水害や竜巻による風害が以前にも増して起きています。災害によって失われた日常性を速やかに取り戻すことは、容易なことではありません。専門家は、どのように活動の一歩を踏み出すか。また、専門家として災害に対し、日常の活動の中でどう意識するか気になるところです。しかるべき時に、連携して活動できる素養と能力を身につけておきたいと願い、災害総合支援機構(RMO)は様々な災害を洗い出し、多様性に富む日常に対して対応する知見を重ね、専門性を生かし災害の事前から事後に対して活動できるように、この連続研修会を開きます。
多くの参加者と様々なジャンルの専門家にお集まりいただき、意見の交換ができればと願っております。
■日 時:2014年9月16日(火)18:00~20:00
■会 場:建築家会館1階大ホール(東京都渋谷区神宮前2-3-18)
■参加費:会 員1000円 会員外2000円
■懇親会(同会場):20:00~21:00(会費別途)
■講演
講演:「広域ゼロメートル市街地(葛飾区)の脆弱性とこれまでの取り組み」
講師:加藤孝明
東京大学生産技術研究所都市基盤安全工学国際研究センター 准教授
NPO都市計画家協会理事:震災復興支援TF
NPOア!安全・快適街づくり理事
講演:「大規模水害のリスクとは」
~気候変動時代の河川行政からみた市街地側の取り組みの期待~
講師:布村明彦
中央大学研究開発機構 教授
(一財)河川情報センター 理事長
(一社)南三陸福興まちづくり機構 副理事長
環境防災総合政策研究機構 上席研究員
日本災害情報学会 会長
■質疑応答とディスカッション
司会 佐藤隆雄
独立行政法人防災科学技術研究所客員研究員
■主 催:一般社団法人災害総合支援機構(RMO)
Relief, Recovery and Reconstruction Management Organization
後 援:災害復興まちづくり支援機構
申込み:E-mail :miyajima@rmo.or.jp
FAX: 03-3829-0147
セミナー・イベントの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/01/07
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/01/05
-
-
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方