2019/04/22
防災・危機管理ニュース
アドソル日進と立命館大学は22日、IoT(モノのインターネット)セキュリティに関する産学連携に関して協定を締結した。立命大に研究センターを設置し、医療や製造業などで重視されるインターネットからの重要情報の分離について基準作りなどを目指す。
アドソル日進はエネルギーや交通、公共施設など社会インフラにおけるICT関連事業を展開。特に組織の重要情報をインターネットから隔離・分離する技術に定評がある。例えば病院のカルテ情報や、製造業における工場の制御システムなど。これらの既存システムは閉域で運用する前提で作られているものの、社会インフラのIoT化が進展し、機能が拡張されるに従い外部ネットとの接続が進んでしまうケースが多く、分離が完全にできないケースが増加しているという。
立命大では研究組織として総合科学技術研究機構を持ち、この中にアドソル日進が出資し「IoTセキュリティ研究センター(仮称)」を早ければ5月にも設置。研究専任教授以外に立命大の情報理工学部から教授を受け入れ、産学連携でIoTセキュリティを研究。分離についての基準作りを目指す。
22日に東京都千代田区の立命大東京キャンパスで行われた締結式で、アドソル日進の上田富三社長は「既存の情報システムとIoTの関係、サイバーセキュリティについて立命大と取り組む。人材育成や広範囲に置ける研究活動で豊かな社会活動に貢献したい」と述べた。立命大総合科学技術研究機構の島川博光機構長は、「研究力の強化と多様化は大学としての任務」と述べ、協力によるイノベーションに期待を寄せた。
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/04/05
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/03/31
-
ドンロー主義の顕在化に揺れる世界
アメリカとイスラエルが2月28日、イランへ大規模な軍事作戦を開始。イランは徹底抗戦する構えで、中東全体を巻き込む紛争に発展しました。早期停戦が待たれるも、長期化の可能性も依然濃厚。アメリカ政治に詳しい上智大学教授の前嶋和弘氏に、トランプ政権の思惑と今後の軍事行動に影響を与える要因を聞きました。(インタビューは3月16日)
2026/03/30
-
引き合い急増する「セキュリティソムリエ」
ソフトバンクのグループ企業でIT商社のSB C&Sは2021年から、サイバーセキュリティ市場の多様化に対応するため販売パートナーへの支援活動を展開。商社の情報力・目利き力を生かしてSIerやベンダーの提案力を補強し、その先のユーザー企業へ最適なソリューションを届けています。「セキュリティソムリエ」と銘打った活動のねらいを聞きました。
2026/03/30
-
-
-
-






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方