2016/05/31
ニュープロダクツ
繊維強化プラスチック製品(FRP)の製造・開発を手がける株式会社光レジン工業(本社: 東京都日野市)が製造、販売する防災・救命シェルター「HIKARI」シリーズは、津波、地震、大雨や台風による水害から命を守る商品。オフィスや家庭ではもちろん、水害の危険性が高まる直前まで現場で作業をしなくてはいけないような「特定作業従事者」が、万が一逃げ遅れた場合でも最後に避難できる場所として、導入する企業が増えてきている。
シリーズは、長四角の箱形と球形の2タイプがあり、定員はいずれも4人。耐水性・密閉性が高く、津波や水害時には水に浮く。水中において、箱形はシェルターの重心が自動的に移る自動スイング機能によってドアが上になり、球形は中にいる人が自ら重心をコントロールする内部スイング機能でドアを上にできる。波が収まってからドアを開ける際、シェルター内部に水を入れずに空気の確保や救助要請が可能だ。箱形タイプは30t(2階建て木造家屋3軒分)以上、球形タイプは22t(2階建て家屋)以上の荷重にも耐える強度があり、難燃性素材で燃えにくい。工期1日の簡易工事で設置できる。
昭和45 年創業の同社は、FRP をはじめとする強化プラスチックの加工、製品開発を手がけていて、シリーズの開発、製造、設置まで一貫して行っている。
(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
能登半島地震からまもなく2年
能登半島地震からまもなく2年。災害対応の検証も終盤に入っています。浮上した課題を反映し、災害関連法も変わりました。来年はこれらの内容をふまえた防災・BCPの見直しが加速しそうです。発災直後から被災地を調査し、石川県の初動対応を振り返る検証委員会の委員も務めた金沢大学准教授の青木賢人氏に防災・BCP強化の方向を聞きました。
2025/12/25
-
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/12/23
-
-
-
-
-










※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方