2019/07/23
本気で実践する災害食
主食は3品(カロリメート、アルファ化米、アルファ化米のかゆ)です。おかずは12種類(野菜のおかず10種類、魚のおかず2種類)です。さらに、歯茎で潰せる食品として「おじやほか12種類」、低たんぱく食品として「ホワイトシチュー他12種類」、調乳用として哺乳瓶とスチィック粉乳です。飲み物は水と飲料(2種類)です。その他に調理用水としてペットボトル入り水を備蓄しています。
以上は患者用ですが、次いで病院の職員用に840人分を備蓄しています。これは大事なことです。1人1日3食、3日分で9食分です(表)。
朝:ビスケット、昼:アルファ化米(味付けご飯、カレー)、夕:アルファ化米(白飯)+肉のおかずor野菜のおかずの組み合わせです。飲み物は3食とも500ミリリットルの水1日3本計1500ミリリットルです。
このように、入院患者用と職員用に分けて各3日分9食の備蓄が行われていることは素晴らしいことです。
■関東B病院
さて、関東の病院ではどうでしょう。
B病院では、県の地震被害想定などをもとに、最悪の事態を想定して院内の危機管理体制を構築しています。
この病院の玄関を入ると廊下に次のような病院理念を掲げた紙が貼られています。驚きながらエレベータに入ると、そこにもまた同じ紙が貼られていました。

おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/14
-
走行データの活用で社用車をより安全に効率よく
スマートドライブは、自動車のセンサーやカメラのデータを収集・分析するオープンなプラットフォームを提供。移動の効率と安全の向上に資するサービスとして導入実績を伸ばしています。目指すのは移動の「負」がなくなる社会。代表取締役の北川烈氏に、事業概要と今後の展開を聞きました。
2025/10/14
-
-
-
-
トヨタ流「災害対応の要諦」いつ、どこに、どのくらいの量を届ける―原単位の考え方が災害時に求められる
被災地での初動支援や現場での調整、そして事業継続――。トヨタ自動車シニアフェローの朝倉正司氏は、1995年の阪神・淡路大震災から、2007年の新潟県中越沖地震、2011年のタイ洪水、2016年熊本地震、2024年能登半島地震など、国内外の数々の災害現場において、その復旧活動を牽引してきた。常に心掛けてきたのはどのようなことか、課題になったことは何か、来る大規模な災害にどう備えればいいのか、朝倉氏に聞いた。
2025/10/13
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/10/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方