主食は3品(カロリメート、アルファ化米、アルファ化米のかゆ)です。おかずは12種類(野菜のおかず10種類、魚のおかず2種類)です。さらに、歯茎で潰せる食品として「おじやほか12種類」、低たんぱく食品として「ホワイトシチュー他12種類」、調乳用として哺乳瓶とスチィック粉乳です。飲み物は水と飲料(2種類)です。その他に調理用水としてペットボトル入り水を備蓄しています。

以上は患者用ですが、次いで病院の職員用に840人分を備蓄しています。これは大事なことです。1人1日3食、3日分で9食分です(表)。

朝:ビスケット、昼:アルファ化米(味付けご飯、カレー)、夕:アルファ化米(白飯)+肉のおかずor野菜のおかずの組み合わせです。飲み物は3食とも500ミリリットルの水1日3本計1500ミリリットルです。

このように、入院患者用と職員用に分けて各3日分9食の備蓄が行われていることは素晴らしいことです。

■関東B病院
さて、関東の病院ではどうでしょう。

B病院では、県の地震被害想定などをもとに、最悪の事態を想定して院内の危機管理体制を構築しています。
この病院の玄関を入ると廊下に次のような病院理念を掲げた紙が貼られています。驚きながらエレベータに入ると、そこにもまた同じ紙が貼られていました。