2015/07/10
C+Bousai vol3
地区防災計画モデル地区フォーラム
よこすか海辺ニュータウンは海岸から約200mなので、津波が来れば一発で流される場所にある。全体が1992年に埋め立て事業が完了した61haの埋立地で、東京湾京浜海岸から1.9mから3mほど上がった場所。最大震度は7と想定され、長周期地震動による揺れの増幅も懸念される。津波浸水は到達波高で4m。さらに、液状化現象に伴う地盤沈下、船舶・車両・建物瓦礫などの津波漂着物による津波火災も懸念される。
海辺ニュータウンというのは6つの広域団体であり、6000 人が住んでいる連合自治体である。さらに、この町には約6万人が滞在する。
海辺ニュータウンに進出してきた全事業者を含め、まちづくり協議会を構成している。海辺ニュータウン地区に居住する住民の安心を支える地区社会福祉協議会、要配慮者に対していろいろなサービスを提供していく、あるいはニーズをきちんと聞き取っていく民生・児童委員協議会、それからPTA 連絡協議会というのがある。また、6つの広域団体を束ねる組織として、横須賀市条例に基づいて設置された地域運営協議会がある。
ソフィアステイシア(マンション)には、309 世帯、約1000 人が居住している。2003年に新築分譲されたこのマンションには、マンション管理組合とマンション自治会、さらに管理組合と自治会の合同編成組織になるソフィアステイシア自主防災会というのがある。居住者は100%加入している。
C+Bousai vol3の他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月16日配信アーカイブ】
【4月16日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:熊本地震におけるBCP
2024/04/16
-
調達先の分散化で製造停止を回避
2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町。オフィス家具を製造するホリグチは真備町内でも高台に立地するため、工場と事務所は無事だった。しかし通信と物流がストップ。事業を続けるため工夫を重ねた。その後、被災経験から保険を見直し、調達先も分散化。おかげで2023年5月には調達先で事故が起き仕入れがストップするも、代替先からの仕入れで解決した。
2024/04/16
-
工場が吹き飛ぶ爆発被害からの再起動
2018年の西日本豪雨で隣接するアルミ工場が爆発し、施設の一部が吹き飛ぶなど壊滅的な被害を受けた川上鉄工所。新たな設備の調達に苦労するも、8カ月後に工場の再稼働を果たす。その後、BCPの策定に取り組んだ。事業継続で最大の障害は金属の加温設備。浸水したら工場はストップする。同社は対策に動き出している。
2024/04/15
-
動きやすい対策本部のディテールを随所に
1971年にから、、50年以上にわたり首都圏の流通を支えてきた東京流通センター。物流の要としての機能だけではなく、オフィスビルやイベントホールも備える。2017年、2023年には免震装置を導入した最新の物流ビルを竣工。同社は防災対策だけではなく、BCMにも力を入れている。
2024/04/12
-
民間企業の強みを発揮し3日でアプリ開発
1月7日、SAPジャパンに能登半島地震の災害支援の依頼が届いた。石川県庁が避難所の状況を把握するため、最前線で活動していた自衛隊やDMAT(災害派遣医療チーム)の持つ避難所データを統合する依頼だった。状況が切迫するなか、同社は3日でアプリケーションを開発した。
2024/04/11
-
-
組織ごとにバラバラなフォーマットを統一
1月3日、サイボウズの災害支援チームリーダーである柴田哲史氏のもとに、内閣府特命担当の自見英子大臣から連絡が入った。能登半島地震で被害を受けた石川県庁へのIT支援要請だった。同社は自衛隊が集めた孤立集落や避難所の情報を集約・整理し、効率的な物資輸送をサポートするシステムを提供。避難者を支援する介護支援者の管理にも力を貸した。
2024/04/10
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月9日配信アーカイブ】
【4月9日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:安全配慮義務
2024/04/09
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方