防災事業・ドローン事業を行う合同会社LifeDrone(本社:大阪府東大阪市)は、訪日外国人が滞在期間中に災害に遭った時、リュックサック1つで十分な水や食料などが確保できる「sonaeレンタル」を、9月1日から東京23区、横浜市、川崎市でレンタル開始すると発表した。

2020年の東京オリンピックに向けて訪日外国人のが急激に増加することにともない、都心部ではホテル不足が生じ、外国人観光客からは「WiFi環境が未熟」や「ホテルのスタッフとコミュニケーションがとれない」などの不満の声があがっている。加えて、日本は災害大国であるにも関わらず、外国人観光客向けの災害対策は遅れている傾向にあるという。

リュックサックには、保存水、非常用アルファ米、発熱セット、救急セット、非常用トイレなどが入っている。発熱セットには、少量の水さえあれば火や電子レンジを使わずに加熱できる「バロクック レクタンギュラー」を備え、災害時でも温かいご飯を食べることができる。非常用アルファ米は、水だけで食べることも可能だ。

レンタルのプランは、水・食料のみに特化したものから、ソーラーバッテリーや非常用ランタンなどをつけたものなども用意している。訪日滞在者のスタイルに合った防災備品を準備し、災害時にリュックサック一つで対応できるようになっている。

レンタル料金は、1泊700~1500円(税抜き)。サイズは、縦500mm×横420mm×幅200mm(プランにより異なる)。

(了)