日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区)は1日、2012年から「踏切監視サービス」として提供してきた映像監視サービスをリニューアルし、新映像監視サービス「スマートユニサイト」として提供開始することを発表した。

写真を拡大 新映像監視サービス「スマートユニサイト」の構造

映像監視カメラの品質を強化するため、カメラの制御ユニットとしてライブロックテクノロジーズ株式会社(本社:東京都新宿区)の「CoralEdge」シリーズを採用。「CoralEdge」は広い動作温度範囲と動作電源範囲、ノイズや瞬時停電に強い電源回路をもち、障害発生時に自律回復するSSR(Self Sustaining Recovery)機能を装備している。鉄道、発電施設、駐車場、建設現場など過酷な屋外環境でも安定した動作を実現する。

またカメラとクラウド間のモバイル通信プラットフォームとして、株式会社ソラコム(本社:東京都世田谷区)の「SORACOM®」を採用した。「SORACOM」のSIMとその付帯サービスを利用することで、セキュアで安価なモバイル通信ができる。

これまで映像監視サービスを利用するユーザーから「警察機関から映像提供の協力を求められた際、その対応負荷を軽減してほしい」という要望が数多く寄せられ、警察機関など第三者へ簡単に映像提供を行うことができる機能も開発。監視対象、監視現場の希望に合わせて、カメラ画質や画像の取得頻度などの設定を自由に変更できるようにした。

映像の記録にはクラウドとモバイル回線を使用するので、監視現場には通信モジュールが一体となったカメラを設置するだけで済む。電源さえ確保できればどこでも監視ができる。

カメラには各種センサーからの入力接点を具備しているので、センサーと連携し、有事の映像を自動的にクラウドに送信する。カメラ内部には1週間程度の映像を保存可能で、見たい日時を指定しリモートで映像を取得することもできる。

月額費用はカメラのレンタル費用、通信費用、クラウド利用費用のすべてを含めて1万円から。

(了)