2017/02/17
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
沖縄で津波発生!走って逃げた山にハブ?!旅先の災害チェックを忘れずに
沖縄で津波発生!走って山に逃げ込んだらハブが!?
遊ぶ場所や宿泊先の標高・海抜は、地図アプリの「マピオン」で検索をすると標準ででてきます。今回の沖縄の講演会場は、道の駅の「ゆいゆい国頭」でした。参考までに表示するとこんな感じです。

海からの距離もわかります。

ところで、沖縄での講演を主催してくださったのは、合同会社「結くにがみ」さんです。
沖縄県国頭村の自然体験や、民泊事業のとりまとめをされている結くにがみさんが、公益財団法人沖縄県産業振興公社の協力も得て、民泊の研修会で防災講座を開催してくださいました。
民泊ではファミリーはもとより、200名近い修学旅行生を受け入れることがあるそうです。「災害が起こったらどうやって子供たちの命を守る?」ということを真剣に考え、実行するために企画してくださいました。
こんなふうに宿泊先が、防災に関心を持ち、熱心に取り組んでくださると安心ですね。全国でも増えますように!
さて、沖縄で津波が起こった場合ですがもう一つ、重要なのにあまり意識されていないかなと思うことがあります。
全国的に津波といえば、渋滞するから車で避難してはいけないといいますよね。
沖縄でも観光ハイシーズンは渋滞します。
しかし、ですね。
沖縄の山間部では、場所によってはハブがいます!ハブは夜行性なので、夜にハブの生息場所に行く場合には、地元の人は車で入ります。
それなのに車で行けないとしたら…。海に行くのだから、ハブの事は知らなくてもいいとは思わないでくださいね。津波避難で山に逃げるかもという想定もお忘れなく!
ここ数年、ハブに咬まれて亡くなった方はいません。でも、それは、緊急搬送体制や病院が機能しているからです。ハブの種類や居場所、咬まれた場合の対処法は沖縄県の動画チェックをお忘れなく!ラストに落ちがありますよ〜(笑)
(出典:沖縄県公式チャンネル「ハブに注意!被害対策で安心生活」(平成27年3月制作))
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/26
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
-
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方