その4つの効果をお伝えします。

1、地域に移住する若者の応援
2、野菜を食べて社員のビタミン不足を解消
3、災害時の備蓄
4、残業の減少


3までは想像がつくけど、何なの?この4の残業の減少って?答えをお知らせする前に順番に説明しますね。
    
1の若者の応援は説明するまでもないですね!企業が支えてくれるなんて就農希望者にとっても心強いです。東日本大震災の経験から災害時の野菜不足を実感した笠井さんは、1と2を同時に可能にする社内産直を始めました。

すると、社内に野菜が常備されるわけですから、備蓄にもなります。備蓄といっても常に新鮮な野菜。農家と協力したローリングストックです。調理ができる厨房もカフェ横に併設していますから、災害時にも普段の食事が食べられるという訳です。

この備蓄はそれだけではなく、まだまだ奥深いものでした。農家と提携することになるわけですから、いざという時、社員用の食料を調達できる畑を確保しているということにもなるのです。

畑そのまま非常用備蓄ということに!

地域の若者の雇用を促進して地域経済の発展に貢献したら、地域ぐるみの畑規模のローリングストックが可能になってしまったという訳です。1〜3だけみても、最先端の備蓄法ということがわかります。

さらに、おまたせしました。なぜ「4、残業の減少」なの?ってことですが、お話聞いてなるほどーと思ってしまいました。

産直でとってもおいしい新鮮な野菜を手にしますよね。お惣菜ではなく野菜そのものなので、早く持って帰って、おいしく調理したくなってしまうそうなのです。そのため、産直の日には、みなさん仕事を効率よく切り上げ、おうちで料理するために帰るようになったのだとか!

これは、笠井社長にとっても思わぬ効果だったそうです。防災に取り組むと、残業を減らすことまでできてしまうのですねー。びっくり。

梅仕事も産直備蓄も、地域をまきこんだ地域循環型ローリングストックとして、新発想です!

みなさんの職場でもいかがですか?備蓄にとりくめば、地域のみんなが幸せになる・・。防災パワーの底力を感じました!

(了)