エッセンシャルワーカーである警備員の存在

CISAリストの“Law Enforcement, Public Safety, and Other First Responders”には、建物のアクセスコントロールとフィジカルセキュリティ対策を維持するための警備員も、私たちの日常生活を守るために存在する「エッセンシャルワーカー」であると明記されています。

外出自粛要請中とはいえ、私たちは薬や食料品の買い物などへ出かけなければなりません。オープンしているホームセンターやスーパーマーケットでは、来店客のために駐車場誘導や店舗案内等のために警備員がいます。テレワークでスタッフが出勤していないオフィスビルであっても出入り管理や館内パトロールのために警備員は配置していたり、工事を継続中の建設現場には車両や歩行者誘導のための警備員が配置されたりしています。

警備員の仕事はテレワークではできません。彼らは必要とされるさまざまな場所に配置されますから、コロナが怖いので今日は行かないというわけにはいきません。施設に出入りする人々にとっては最初に接する人間が施設受付をする警備員ということも多々ありますし、巡回警備中に声をかけられることもあります。

こうして警備員は多くの人々の対応をすることになります。入館者がマスクをしていなくても対応します。来館者の体調が悪ければ駆け付けて対応します。その人がコロナ陽性者だったら? という見えない危険と隣り合わせで警備員は働いています。