2020/05/07
アンサンヒーロー・警備員の社会的地位向上を目指して
#Stay Home
施設の出入り管理やオフィスビルの巡回警備などを行う警備員は感染の脅威にさらされています。出入り管理では、不審人物や危険物を排除していきますが、コロナに感染していない人なのかどうか、ウイルスに汚染されていない物なのかどうかはわかりません。
施設内を回る巡回警備では、施錠確認のためにドアノブに触れたり、消灯のために電気系統のスイッチを押したりしますが、様々な人が触れる可能性のあるそれらがすでに汚染されていないとも限りません。
実際、警備員の感染も報告されており、今日までにも福島赤十字病院の警備員、滋賀県ヤンマー工場の警備員、千葉県の建設現場担当の警備員などの感染が確認されています。
現場に立たなければならない警備員は外出を自粛すること「#Stay Home」で感染を防ぐことができません。感染防止策としてはマスクをして、うがいと手洗いとアルコール消毒を徹底し、ビニール手袋の着用といったことをしっかりと行うしかありません。
しかし、マスクが用意できなかったり、マスクやビニール手袋の着用をNGとしているところがあったりと、コロナへの対応は警備会社や委託元の条件により異なっているという課題があります。次回は、警備員のコロナ対策や彼らの現場状況について海外の事例を話したいと思います。
- keyword
- 警備員
- アンサンヒ―ロー
- ステイホーム
- エッセンシャルワーカー
アンサンヒーロー・警備員の社会的地位向上を目指しての他の記事
- 第4回:エッセンシャルワーカーとしての警備員
- 誰でもできるけど、簡単にはなれない
- 武器を持たず、権限もない危険な任務
- 知ってほしい「縁の下の力持ち」の存在
おすすめ記事
-
第二次トランプ政権 未曽有の分断の実像
第二次トランプ政権がスタートして早や10カ月。「アメリカ・ファースト」を掲げ、国益最重視の政策を次々に打ち出す動きに世界中が困惑しています。折しも先月はトランプ氏が6年ぶりに来日し、高市新総理との首脳会談に注目が集まったところ。アメリカ政治に詳しい上智大学の前嶋和弘教授に、第二次トランプ政権のこれまでと今後を聞きました。
2025/11/05
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/11/05
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/11/04
-
-
-
-
-
-
-
月刊BCPリーダーズ2025年上半期事例集【永久保存版】
リスク対策.comは「月刊BCPリーダーズダイジェスト2025年上半期事例集」を発行しました。防災・BCP、リスクマネジメントに取り組む12社の事例を紹介しています。危機管理の実践イメージをつかむため、また昨今のリスク対策の動向をつかむための情報源としてお役立てください。
2025/10/24







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方