2017/07/18
防災・危機管理ニュース

消防庁は防災行政無線の戸別受信機の標準的モデル策定を進める。有識者や業界関係者による検討会の第1回会合を8月8日に開催。戸別受信機のコスト削減と普及のため、標準的モデルを作る。
総務省が6月にまとめた戸別受信機に関するとりまとめを受けてのもの。現在は親機と受信機のメーカーが同じでないとならず、なかなか競争が働かずコストが下がらない。総務省の報告書では親機と戸別受信機が異なるメーカーでも通信が可能にし、自治体が戸別受信機メーカーの選択肢を増やせるようにするよう記載した。
防災無線の整備や調達は消防庁が行うことから、新たな検討会で標準的モデルを決めるほか、安価な簡易無線を利用した戸別受信機の開発のため、防災行政無線と簡易無線の相互接続を可能とするインタフェースの規格化も検討する。
■ニュースリリースはこちら
https://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h29/07/290714_houdou_1.pdf
■関連記事「戸別受信機の標準仕様策定で普及促進」
http://www.risktaisaku.com/articles/-/3145
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/30
-
-
-
-
-
カムチャツカ半島地震 津波対応振り返り【専門家】
7月30日、ロシア・カムチャツカ半島付近の地震による津波が日本列島に到達。広い範囲で津波警報が発表されました。突然の警報に戸惑った企業も多いのではないでしょうか。南海トラフ地震では、短時間でより大きな津波が襲います。教訓として残ったものは何か。企業の振り返りと専門家へのインタビューを通じ、津波対策の課題と改善点を探ります。
2025/09/24
-
-
カムチャツカ半島地震 津波対応振り返り【企業】
7月30日、ロシア・カムチャツカ半島付近の地震による津波が日本列島に到達。広い範囲で津波警報が発表されました。突然の警報に戸惑った企業も多いのではないでしょうか。南海トラフ地震では、短時間でより大きな津波が襲います。教訓として残ったものは何か。企業の振り返りと専門家へのインタビューを通じ、津波対策の課題と改善点を探ります。
2025/09/19
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方