2017/08/10
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
東京の防災館は目的に合わせて楽しめる!3カ所ぜんぶ回ってみよう!
まず、立川防災館。
■立川都民防災教育センター『立川防災館』
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-ttbskan/
こちらは最もお子様むけ展示が充実していることをご存知でしたでしょうか?イベントもわくわくコンサートやナイトツアーなど、お子様を対象にしているものが多いのです。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-ttbskan/tachi-even.htm
エントランスはいってすぐに、アスレチック遊具のような設備があります。
これは、火災での低い姿勢での避難が遊具での遊びを通じて体験できる施設です。防災館の説明的な部分は、小学生や年長さんになってからという事になりがちですが、立川でしたら幼児でも室内アスレチック好きだったら楽しめます。この場所から離れないお子さんもいるとか!アスレチックで避難訓練が学べるというコンセプトが素敵です。
隣は、「ぼうさい!DO!タウン」という、昨年リニューアルされた場所になっています。アスレチックと同じく幼児が楽しめる工夫があります。
「まちをまもる!こども消防隊コーナー」では、自分の顔が画面上に取り込まれ、消防隊員や消防本部の服装になって映像化されます。実際の通報を生かしたリアルな現場を楽しい自分の写真映像で再現してくれるので、親子で見入ってしまいます。
その他、ARを利用した消火体験コーナーやこどもの事故で多い、誤飲ややけどなどの危険をボードで解説した展示など、ちいさいお子さんがいる保護者の方の日常に役立つ情報も展示されています。
また、東京消防庁の防災館では、消化器体験が映像で体験でき、どの場所に放水すれば効果的か、あえて、直接放水するより、壁にあてたほうがいいなど、体験できます。
火を消せたという達成感は格別なので、消火器的あてを体験したことある方も、これは体験していただきたいです。
また、学校や職場にあるけど、触った事ないという消火栓についても体験できます。
次に池袋防災館。
■池袋都民防災教育センター『池袋防災館』
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-ikbskan/
こちらは駅から5分の好立地を生かして社員研修が盛んな場所なのです。だから、広い会議室や図上訓練コーナーがあります。そして、倒壊したブロック塀からの救出訓練もできます。企業研修にぴったりな場所なのです♪
次は本所防災館。
■本所都民防災教育センター『本所防災館』
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-hjbskan/
ここは水害対策が充実しています。風速30mの暴風雨を、レインウエアを着用して耐える体験ができます。風速30mは飛んで行った傘が窓ガラスを割ることができるほどの速度です。風速という言葉だけでは実感できないことを体感できます。
液状化の実験装置もあり、水害といえば、本所がおすすめです。という具合に東京消防庁の防災館はすべてを体験してこそ、「行った事がある」といえる場所になっています♪
いろいろある防災館、夏休み中に、どこか行ってみたいなと思っていただければ嬉しいです。全国に楽しい防災館がたくさんあるので、今回紹介しきれなかった所はまたいつか紹介しますね♪みなさんのここがよかったよレポートもお待ちしています!
(了)
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
競争と協業が同居するサプライチェーンリスクの適切な分配が全体の成長につながる
予期せぬ事態に備えた、サプライチェーン全体のリスクマネジメントが不可欠となっている。深刻な被害を与えるのは、地震や水害のような自然災害に限ったことではない。パンデミックやサイバー攻撃、そして国際政治の緊張もまた、物流の停滞や原材料不足を引き起こし、サプライチェーンに大きく影響する。名古屋市立大学教授の下野由貴氏によれば、協業によるサプライチェーン全体でのリスク分散が、各企業の成長につながるという。サプライチェーンにおけるリスクマネジメントはどうあるべきかを下野氏に聞いた。
2025/12/04
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/12/02
-
-
-
-
-
-
目指すゴールは防災デフォルトの社会
人口減少や少子高齢化で自治体の防災力が減衰、これを補うノウハウや技術に注目が集まっています。が、ソリューションこそ豊富になるも、実装は遅々として進みません。この課題に向き合うべく、NTT 東日本は今年4月、新たに「防災研究所」を設置しました。目指すゴールは防災を標準化した社会です。
2025/11/21
-
サプライチェーン強化による代替戦略への挑戦
包装機材や関連システム機器、プラントなどの製造・販売を手掛けるPACRAFT 株式会社(本社:東京、主要工場:山口県岩国市)は、代替生産などの手法により、災害などの有事の際にも主要事業を継続できる体制を構築している。同社が開発・製造するほとんどの製品はオーダーメイド。同一製品を大量生産する工場とは違い、職人が部品を一から組み立てるという同社事業の特徴を生かし、工場が被災した際には、協力会社に生産を一部移すほか、必要な従業員を代替生産拠点に移して、製造を続けられる体制を構築している。
2025/11/20
-
企業存続のための経済安全保障
世界情勢の変動や地政学リスクの上昇を受け、企業の経済安全保障への関心が急速に高まっている。グローバルな環境での競争優位性を確保するため、重要技術やサプライチェーンの管理が企業存続の鍵となる。各社でリスクマネジメント強化や体制整備が進むが、取り組みは緒に就いたばかり。日本企業はどのように経済安全保障にアプローチすればいいのか。日本企業で初めて、三菱電機に設置された専門部署である経済安全保障統括室の室長を経験し、現在は、電通総研経済安全保障研究センターで副センター長を務める伊藤隆氏に聞いた。
2025/11/17






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方