2018/01/16
防災・危機管理ニュース
農林水産省は12日、香川県の養鶏農場で確認された高病原性鳥インフルエンザのウィルスについて、動物衛生研究部門による遺伝子解析の結果、「H5N6亜型」であることが確認されたと発表した。鳥インフルエンザの中でもヒトへの危険性が高い二類感染症「H5N1型」「H7N9型」には該当せず、ヒトへ感染する危険性は極めて低いとみられる。
香川県は、農水省の「家畜伝染病予防法及び高病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針」に基づいて独自に策定した「香川県鳥インフルエンザ防疫マニュアル」により防疫対応を実施した。
10日朝に農場管理者から管轄する東部家畜保健所に死亡羽数の増加の連絡があってから、保健所の立ち入り検査により、陽性反応を確認。発生農場からの移動を制限。11日夜に遺伝子検査により正式に陽性を確認が発表されると、自衛隊の派遣部隊などの協力を得て、同日から夜を徹する作業を含め、12日までに9万1876羽の殺処分を完了。14日までにペール缶への密閉、鶏舎の消毒まで含めた防疫措置を完了した。
今後は、防疫措置終了から10日間が経過する25日以降 清浄性確認検査実施。陰性が確認されれば、搬出制限区域(発生農場の半径3~10km 圏内の区域)、移動制限区域(発生農場の半径3km 圏内の区域)およびで新たな発生が認められなければ、搬出制限区域を解除、および終息宣言をする。
■ニュースリリースはこちら
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/180112.html
■「香川県鳥インフルエンザ防疫マニュアル」はこちら
http://www.pref.kagawa.jp/chikusan/flu/
(了)
リスク対策.com :峰田 慎二
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