2018/01/26
ニュープロダクツ

三井住友海上火災保険は25日、同社契約法人の従業員などに向けて、スマートフォン向けリスク感知能力養成アプリ「リスクハンター」の提供を2017年12月から開始したと発表した。倉庫作業中の危険察知向上を目指す。
同アプリは、スマートフォンやタブレットを使って倉庫内作業の貨物事故防止策を学ぶ従業員教育ツール。 360度カメラで撮影した倉庫内の映像を見ながら、ステージ上の「注意ポイント」を画面タッチで探し出し、 作業時の危険に関する「気づき」を与えることができる。リスクを発見するたびに得点が加算され、具体的な事故防止策を学習できる。 スマートフォンを操作しながらゲーム感覚で学ぶことができ、 貨物事故防止に活用してもらう。
近年の労働力不足を背景に、 非熟練労働者やアルバイト従業員が増加しており、 企業の安全管理者にとって貨物事故の防止が重要な課題となっていた。 同社ではこうした課題の解決を支援するため本アプリを開発した。
アプリは同社契約者以外でも利用可能。利用料は無料。法人ごとに利用申込することで、管理者は従業員の実施状況をリアルタイムで確認できる。
■ニュースリリースはこちら
http://www.ms-ins.com/news/fy2017/pdf/1213_1.pdf
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
(了)
リスク対策.com :峰田 慎二
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/19
-
-
-
-
「自分の安全は自分で」企業に寄り添いサポート
海外赴任者・出張者のインシデントに一企業が単独で対応するのは簡単ではありません。昨今、世界中のネットワークを使って一連の対応を援助するアシスタンスサービスのニーズが急上昇しています。ヨーロッパ・アシスタンス・ジャパンの森紀俊社長に、最近のニーズ変化と今後の展開を聞きました。
2025/08/16
-
-
白山のBCPが企業成長を導く
2024年1月1日に発生した能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町にある株式会社白山の石川工場は、深刻な被害を受けながらも、3カ月で完全復旧を実現した。迅速な対応を支えたのは、人を中心に据える「ヒト・セントリック経営」と、現場に委ねられた判断力、そして、地元建設会社との信頼関係の積み重ねだった。同社は現在、埼玉に新たな工場を建設するなどBCPと経営効率化のさらなる一体化に取り組みはじめている。
2025/08/11
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方