2021/03/01
ニュープロダクツ

亀岡電子は、浸水を検知するとLINEで通知し、地図上で浸水地点を見える化するセルラー通信式浸水検知センサ「KAMEKER 3(カメカー3)」を販売する。京都府福知山市で実施した市民へのヒアリング調査により把握したニーズから、河川ではなく、冠水しやすい道路や住宅近くの水路など、住民にとってより身近な場所の浸水を知らせ、人的被害や家財への被害を最小限に抑える「シンプルで安価なツール」として開発したもの。
ユーザーが浸水を検知したいポイントに同センサを固定し、センサが浸水を検知するとLINEで浸水検知情報を通知する。LINEメッセージに添付されているURLをクリックすると「浸水アラートマップ」が開き、赤色でマッピングされた浸水地点がひと目で分かる仕組み。センサの登録は、マップ上から浸水通知を受けたいセンサをタップし、通知ONにすることで可能となる。
「センサ管理画面」では、センサの設置位置情報の変更、センサ名の変更、浸水時のLINE通知メッセージの編集、テスト通知モードへの切替、浸水検知履歴のログデータ出力、任意のLINE通知メッセージの作成・送信などの詳細設定が行える。
同製品は、乾電池式、セルラー通信式を採用するため、電源引込工事やネットワーク配線工事が不要。市販の単三電池3本、単四電池2本で2年以上稼働する。コスト面では、危機管理型水位計の10分の1程度で導入可能。通信費+アプリ利用料も500円/月以下に抑えられる。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/07/01
-
-
-
「ビジネスイネーブラー」へ進化するセキュリティ組織
昨年、累計出品数が40億を突破し、流通取引総額が1兆円を超えたフリマアプリ「メルカリ」。オンラインサービス上では日々膨大な数の取引が行われています。顧客の利便性や従業員の生産性を落とさず、安全と信頼を高めるセキュリティ戦略について、執行役員CISOの市原尚久氏に聞きました。
2025/06/29
-
-
-
柔軟性と合理性で守る職場ハイブリッド勤務時代の“リアル”な改善
比較サイトの先駆けである「価格.com」やユーザー評価を重視した飲食店検索サイトの「食べログ」を運営し、現在は20を超えるサービスを提供するカカクコム(東京都渋谷区、村上敦浩代表取締役社長)。同社は新型コロナウイルス流行による出社率の低下をきっかけに、発災時に機能する防災体制に向けて改善に取り組んだ。誰が出社しているかわからない状況に対応するため、柔軟な組織づくりやマルチタスク化によるリスク分散など効果を重視した防災対策を進めている。
2025/06/20
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方