2018/02/09
防災・危機管理ニュース
国土交通省は8日、神奈川県川崎市の東扇島地区基幹的広域防災拠点において、首都直下地震を想定した防災訓練を実施。国交省港湾局・関東地方整備局・関東運輸局のほか内閣府や陸上自衛隊、横浜市、川崎市、神奈川県警など9機関・1団体の約100人が参加した。机上訓練のほか、8機のヘリコプターによる夜間離発着訓練も行われた。
東扇島防災拠点の面積は約15.8ha。平常時は川崎市が管理する公園。災害時は国の緊急物資中継地点となっており、耐震強化岸壁やヘリポートを備える。備蓄も行っているほか、発災時は陸路以外に海路や空路も利用し、集積した食料や飲料水といった支援物資を被災地に輸送する。東京都江東区にある防災学習施設「そなエリア東京」を併設した東京臨海広域防災公園と並ぶ、東京湾の防災拠点となっている。
この日のヘリ夜間発着訓練では陸自4機、国交省、神奈川県警、横浜市消防局、川崎市消防局が各1機の計8機が参加。投光器で照らされたヘリポートでの発着を行った。東扇島防災拠点にある国交省の首都圏臨海防災センターには通常は職員が3人。発災時には横浜の別拠点からヘリで職員が参集するという。
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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