2018/02/22
防災・危機管理ニュース

気象庁は津波注意報・警報の解除の判断に役立てるため、最大高さ出現後の後続波の予測精度の向上を図る。21日開催の「津波予測技術に関する勉強会」第15回会合で明らかにした。
津波のピークが過ぎた後の情報をスムーズに伝達し、注意報や警報が出ている場合の解除に役立てるため、津波観測・監視に導入できる指標を検討。津波の減衰の見通しを判断するための具体的な方法についても考える。
出席した委員からは「減衰を計算で出すのは難しい。観測波形からが望ましいのではないか」といった意見が出された。気象庁では今後も減衰など後続波予測の向上について取り組む。
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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