金融庁は、投資家と企業との建設的な対話に向けた企業情報の開示を促すため、「記述情報の開示の好事例集」を公表しているが、昨年12月に公表した「記述情報の開示の好事例集2021」について、新たに「事業等のリスク」の開示の好事例などを追加した。「事業等のリスク」の開示例として、追加・公表されたのは、下記の16社の企業。

  • ・コニカミノルタ株式会社
  • ・SOMPOホールディングス株式会社
  • ・J.フロント リテイリング株式会社
  • ・第一三共株式会社
  • ・MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社
  • ・株式会社LIXIL
  • ・オムロン株式会社
  • ・ヤマハ株式会社
  • ・株式会社リコー
  • ・イオンモール株式会社
  • ・DIC株式会社
  • ・小林製薬株式会社
  • ・戸田建設株式会社
  • ・株式会社ギフト
  • ・株式会社はてな
  • ・ペプチドリーム株式会社


このうち、コニカミノルタ株式会社は、有価証券報告書の記載内容として、(1)リスクマネジメントプロセスについて、リスクマネジメント委員会及び執行役等の役割や確認の頻度等を図示しながら平易に記載、(2)グループ重要リスクの特定フローについて、リスクの抽出、評価、選定、承認、対応、レビュー等の一連のサイクルを図示しながら平易に記載していることなどが紹介された。