2022/08/08
防災・危機管理ニュース

国土交通省は、8月3日からの大雨による被害状況等について8日午前11時現在の被害状況をまとめ、24 水系 69 河川で氾濫が起きたと発表した。このうち、国管理河川は最上川水系最上川(山形県)の5か所など3河川。土砂災害は8県で計55件となった。また、内閣府によると、山形県、新潟県、石川県及び福井県は 21 市町村に災害救助法の適用を決定した。
一方、企業への被害については、経済産業省によると、山形県西置賜郡、新潟県村上市、石川県白山市で一部販売店が大雨の影響により営業休止。サプライチェーンへの重大な影響は報告されていない。商工関係について、各県で被害は観測されているものの、現状甚大な被害報告はないという。同省では、災害救助法の適用を受け、8月4日に山形県及び新潟県に対し、① 中小企業関係団体等による特別相談窓口の開設、②災害復旧貸付の実施、③セーフティネット保証4号の適用などの各種施策を打ち出している。
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