日野興業株式会社の谷本さん(右)、熊本さん(左)。第4回建設・測量生産性向上展にて

災害・仮設トイレ研究会の活動を聞く

みなさんこんにちは。お片付け防災芸人の赤プルです。

これまで「お笑い芸人赤プル、防災士になる!」「お笑い芸人赤プルの防災はお片付けから始めよう」「お笑い芸人赤プルのちょっくら防災」「お笑い芸人赤プル、会いたい防災士さんに会いに行く!」と、5年間、連載にお付き合いいただきました(ありがとうございました!)。

半年ほどお休みを頂いていましたが、これから「お片付け防災芸人赤プル」として、新たに知った情報や、学んだこと、紹介したいものなどを〈防災日記〉として徒然なるがままに綴っていきたいと思います。

この〈防災日記〉が、誰かが防災を始めるかっかけ、防災の入り口になることを願って楽しく書き綴っていきます!

先日、一般社団法人日本トイレ協会の災害・仮設トイレ研究会の幹事である日野興業株式会社の谷本さん、事務局の熊本さんにお話を聞きに、第4回建設・測量生産性向上展 (CSPI-EXPO)が行われている幕張メッセまで行って来たかんね。

日野興業さんのブースには、これまでに見たことがない、カラフルで可愛い仮設トイレが並んでいました。

カラフルで可愛い仮設トイレが並ぶ日野興業のブース

このように、外見も中身も一昔前のものとは違って、企業努力で人々から親しまれるようなものに変わりつつあるようです。実際に私も花火大会やフェスでお世話になることが多いですが、「清潔感」を感じるようになりました。洋式のものも増えて嬉しい限りです。

さてさて、今回は、新しくなった仮設トイレを眺めに行ったわけではありません。災害・仮設トイレ研究会の活動をお伺いしてきました。どのようなことに力を入れているのでしょうか。

もちろんその名の通り、災害時に使用される携帯トイレ、簡易トイレ、仮設トイレ等を取り扱う企業が参加し、災害時のトイレ問題に関する調査・研究を行っています。とても頼もしいではありませんか。

しかし、災害時、仮設トイレが設置されるのなら、トイレの心配をしなくてよいのね…なんてホッとしてしまったら大間違えです。災害・仮設トイレ研究会では、災害時のトイレ事情に関するアンケートなどを実施し、パンフレットやサイトを作成し情報を提供、行政や一般の方へ災害用トイレの備蓄を呼び掛けています。

というのも、災害時に仮設トイレが設置されるまでには早いところで3日、遅いところでは7日以上かかる場合もあるのです。しかも、届いたからといって誰でもが使えるわけではありません。設置される場所は避難所など限られた場所です。災害時、自宅のトイレも使えなくなり、備蓄もないとなると、トイレ難民が溢れてしまうことが想像できるでしょうか?

画像を拡大 出典:(一社)日本トイレ協会 災害・仮設トイレ研究会

災害用トイレガイド~災害用トイレ・衛生製品の選び方~
日本トイレ研究所:https://www.toilet.or.jp/toilet-guide/

ここで「えーっ!」と驚いてしまった方は、話題になった国土交通省の動画をぜひご覧ください。

災害時のトイレ、どうする? - YouTube