2011/01/25
誌面情報 vol23
情報管理の全体像を整理
政府中央防災会議の「地方都市等における地震防災のあり方に関する専門調査会」(第5回)は、災害時における情報発信・広報のあり方について課題と今後の方向性を整理した。
同専門調査会は、新潟県中越地震や中越沖地震、岩手・宮城内陸地震など、近年、地方都市を中心とした比較的大きな地震が発生していることを受け、昨年1月に設置された。全国どこでも発生する可能性がある直下型地震に備え、地方都市として充実・強化すべき対策や支援方策をとりまとめていくことにしている。
第5回会議では、「情報収集から情報提供・広報」まで、災害時における情報管理の全体像を整理するとともに、各段階における課題や対策を検討。被災した市町村においては、被災住民や全国の関係者に適宜・適切な情報発信、広報活動を行っていくことが重要であることから、被災市町村の広報に関する経験や教訓を整理し、対策本部の情報発信や、広報活動の充実につながるような方策を議論した。
このうち、広報対応については、迅速かつ正確な情報提供を行う仕組みが不十分で、情報の齟齬(そご)が生じたり、取材対応に係るルール不足により災害対応業務へ支障をきたすケースがあることが課題とされた。
対策として、記者会見の定期的な実施や、被害状況の迅速かつ計画的な公表、広報専任者の配置・強化、報道機関への対応ルールの明確化、住民問い合わせ対応窓口の設置などに取り組むことを提言している。また、平時から、広報専任者がメディアトレーニングを行うことや、国・県・市町村の広報担当者間で意思統一ができる基本的なマニュアルを作成しておくことなども盛り込んだ。
おすすめ記事
-
-
サプライチェーン対策「行っていない」が49.7%~BCP策定状況は頭打ち、実効性に課題~
内閣府は、令和7年度における「企業の事業継続及び防災の取組に関する実態調査」についての結果を発表した。2007年度から隔年で実施しているもので前回の令和5年度時点での調査以来となる。それによると、近年災害時などで課題になっているサプライチェーンの対策について、「サプライチェーン強靭化への取組を行っているか」との設問に対し、「行っていない」が49.7%と最も高く、次いで「行っている」が25.9%、「現在検討中」が20.7%となった。
2026/04/26
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/04/21
-
スマホ通知が号令、災害の初動対応訓練を開発
半導体製造装置大手の株式会社ディスコ(東京都大田区)は、平時のコミュニケーションツールを使ったさまざまな危機事案に対応できる初動対応訓練の仕組みを開発し、実践を続けている。メンバーが、危機を発生させる運営チームと対応チームに分かれ、業務中に突発的に危機事案を模擬的に発生させるとともに、通知を受け取ったチームは、即座に、訓練を開始する。リアリティーを追求した結果、たどり着いた手法だ。
2026/04/20
-
-
-
-
-
-









※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方