2024/03/04
産総研「さんぽのひろば」週刊化学災害ニュース
2024/2/15発生の、インド・塗料工場で爆発、火災
工場の1階で火災が発生したことで、上の階にいた労働者は避難ができず、被害が拡大した可能性。労働者など多数が瓦礫の下敷きになり、11名が死亡、4名が負傷
2024/2/16発生の、米国・住宅のタンクからLPガスが漏洩してガス爆発
住宅の地下の容量約1,900Lのタンクから漏洩したLPガスに、何かの原因で着火した可能性。住宅の住人から、ガス臭がするとの通報を受けて出動した消防士が点検中に爆発が起き、消防士1名が死亡、消防士11名が負傷、住宅の外に避難していた住人2名が軽傷
2024/2/17発生の、熊本・港で穀物荷下用クレーンの火災
港の岸壁沿いに設置された、貨物船から穀物を吸上げて倉庫に収納するために使用されていたクレーンの火災。出火時、クレーンは稼働していなかった
2024/2/18発生の、中国・金属製品製造工場で水蒸気爆発
爆発発生前に工場内の設備に金型が挟まり、バールで金型を除去していた。その後、熔解したアルミニウムが井戸に漏洩し、水と接触したことで水蒸気爆発が起きた可能性。工場で作業中であった18名の作業員のうち、3名が死亡、2名が行方不明となり、13名が負傷
2024/2/18発生の、福岡・産業廃棄物処理工場の敷地内で金属スクラップの火災
敷地内に野積された金属スクラップなど約13,000立方mが焼けた。工場では過去に数回火災が発生しており、3度の行政指導を受けていた
2024/2/20発生の、岐阜・ホテルの機械室で火災
ホテルの屋上にある機械室での火災。機械室内の機械が焼けた
出典:産業技術総合研究所 安全科学研究部門「さんぽのひろば」
産総研「さんぽのひろば」週刊化学災害ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
「防災といえば応用地質」。リスクを可視化し災害に強い社会に貢献
地盤調査最大手の応用地質は、創業以来のミッションに位置付けてきた自然災害の軽減に向けてビジネス領域を拡大。保有するデータと専門知見にデジタル技術を組み合わせ、災害リスクを可視化して防災・BCPのあらゆる領域・フェーズをサポートします。天野洋文社長に今後の事業戦略を聞きました。
2025/10/20
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/14
-
走行データの活用で社用車をより安全に効率よく
スマートドライブは、自動車のセンサーやカメラのデータを収集・分析するオープンなプラットフォームを提供。移動の効率と安全の向上に資するサービスとして導入実績を伸ばしています。目指すのは移動の「負」がなくなる社会。代表取締役の北川烈氏に、事業概要と今後の展開を聞きました。
2025/10/14
-
-
-
-
トヨタ流「災害対応の要諦」いつ、どこに、どのくらいの量を届ける―原単位の考え方が災害時に求められる
被災地での初動支援や現場での調整、そして事業継続――。トヨタ自動車シニアフェローの朝倉正司氏は、1995年の阪神・淡路大震災から、2007年の新潟県中越沖地震、2011年のタイ洪水、2016年熊本地震、2024年能登半島地震など、国内外の数々の災害現場において、その復旧活動を牽引してきた。常に心掛けてきたのはどのようなことか、課題になったことは何か、来る大規模な災害にどう備えればいいのか、朝倉氏に聞いた。
2025/10/13
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方