2024/11/07
防災・危機管理ニュース
坂井学防災担当相は6日、報道各社のインタビューに応じ、災害が起きる前に被害軽減のための対策を講じる「事前防災」の推進に力を入れる考えを強調した。赤沢亮正担当相が所管する「防災庁」創設にも期待を示した。
―能登半島地震と豪雨災害への支援策は。
被災者にもう一度頑張っていこうとの強い思いを持ってもらうため、必要な物資の支援、温かい食事の提供や入浴支援など、自治体と連携し生活環境確保の取り組みを進める。
―政府の災害対応の課題は。
事前防災は一つの大きな課題で、力を入れていきたい。とりわけ、避難所環境の抜本的な改善(の必要性)が指摘される中、ベッドやトイレといった資機材の調達は重要だ。事前防災の徹底のためにも、内閣府防災担当の機能を予算、人員の両面で抜本的に強化する。
―防災庁創設の意義は。
災害は待ったなし(でやってくる)。近年の自然災害の頻発化、激甚化に対処できる防災立国を早急に構築することが必要だ。十分な数の災害対応のエキスパートをそろえる組織になることを期待したい。
―南海トラフなど巨大地震への備えは。
被害想定の見直しや新しい防災対策を検討しているほか、能登半島地震での課題や教訓などを抽出し議論している。しっかり反映させ、対策推進に努める。
〔写真説明〕グループインタビューに応じる坂井学防災担当相=6日、東京都千代田区
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- 防災庁
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/28
-
-
-
-
-
月刊BCPリーダーズ2025年上半期事例集【永久保存版】
リスク対策.comは「月刊BCPリーダーズダイジェスト2025年上半期事例集」を発行しました。防災・BCP、リスクマネジメントに取り組む12社の事例を紹介しています。危機管理の実践イメージをつかむため、また昨今のリスク対策の動向をつかむための情報源としてお役立てください。
2025/10/24
-
-
「防災といえば応用地質」。リスクを可視化し災害に強い社会に貢献
地盤調査最大手の応用地質は、創業以来のミッションに位置付けてきた自然災害の軽減に向けてビジネス領域を拡大。保有するデータと専門知見にデジタル技術を組み合わせ、災害リスクを可視化して防災・BCPのあらゆる領域・フェーズをサポートします。天野洋文社長に今後の事業戦略を聞きました。
2025/10/20








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方