2025/04/12
ハウツー
4月は人事異動が多く、新たにBCPや防災を担当する人が増える時期である。いざというときの初動を、新任担当者であっても、少しでも早く、そして正確に進められるようにするために、有効なツールとして注目されているのが「アクション・カード」だ。アクション・カードは、災害や緊急事態が発生した際に「誰が・何を・どの順番で行うか」を一覧化した小さなカード形式のツールで、近年では医療機関や行政、企業など幅広い組織で採用されている。
アクション・カードの概念は、1970年代に生まれたとされる。大規模事故などにおいて、傷病対応にあたる病院は業務が集中し、各個人の責任や対応があいまいになりかねないことから、各職種がどう動くべきかを明確にし、事前にカードを作成・配布しておくことで初動をスムーズにし、混乱を最小限に抑えられる方法として提案された。欧米など海外の医療現場を中心に活用され、日本では2000年代以降、医療系学会の主導などによって普及してきた。
近年では自治体や企業のBCPでも、地震や火災などの初動対応の手順などについて「誰がどのタイミングで何をするのか」を明確にする手段として採用が増えている。災害や緊急時に備えて、分厚い対応計画を策定していても、いざというときそれを見直してる余裕はない。カード1枚見れば、やるべきことが順序だってわかる、というのがアクション・カードの最大の利点といえる。
- keyword
- アクション・カード
ハウツーの他の記事
- 年末年始にサイバー攻撃は約2倍以上増加する
- その瞬間、あなたは動けますか? 全社を挙げた防災プロジェクトが始動
- 自社の危機管理の進捗管理表を公開
- 新任担当者でもすぐに対応できる「アクション・カード」の作り方
おすすめ記事
-
-
-
火事・水害の被災設備に復旧という選択肢
災害復旧専門サービスのベルフォアジャパンは昨年、独自営業による顧客開拓に乗り出しました。これまでは共同出資者の東京海上日動火災保険を窓口としてきましたが、体制変更を機に直接の市場アプローチを開始。BCPの実効性を確保する手段として自社のサービスを訴求する考えです。代表取締役社長の加藤道久氏に今後の市場戦略を聞きました。
2026/03/18
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/03/17
-
-
余計な情報をつながない安否確認システム
安否確認システム「オクレンジャー」は2006 年に提供を開始したサービス。災害時の初動に欠かせないアプリとして広く認知され、累計ユーザー数260 万を突破した。開発元のパスカルは地域のSIerとして、防災分野以外でもビジネスの高度化に貢献する。社長の井上隆氏に、創業以来の事業コンセプトと今後の展望を聞いた。
2026/03/11
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/03/05






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方