2025/04/23
防災・危機管理ニュース
【ニューヨーク時事】米食品医薬品局(FDA)と保健福祉省は22日、石油由来の合成着色料の利用を段階的に廃止する計画を発表した。国民の健康増進が狙い。合成着色料の摂取は肥満や糖尿病などとの関連性が指摘されていることを踏まえた。
合成着色料はキャンディーや飲料、シリアルなどに多く使われている。食品メーカーには痛手となり、経営戦略の見直しを迫られる可能性がある。
発表によると、当局は今後数カ月以内に2種類の合成着色料の認可取り消しを始める。他の6種類については産業界と連携し、来年末までにサプライチェーン(供給網)から排除する方針。代替品となる天然素材への切り替えを進め、近く4種類の着色料を承認するという。
ケネディ厚生長官は声明で「これらの有毒化合物は栄養面での利点は全くなく、子どもの健康や発育に対し、実際に測定可能な危険をもたらす」と述べ、取り組みの意義を強調した。
〔写真説明〕米食品医薬品局(FDA)本部=メリーランド州シルバースプリング(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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