2025/04/28
防災・危機管理ニュース
【イスタンブール時事】イランの最高指導者ハメネイ師は27日、南部バンダルアバスの港で26日起きた大規模爆発で、「治安・司法当局が過失や故意がなかったか明らかにするよう求める」と徹底調査を指示した。
爆発は港に保管されていた化学物質入りのコンテナに引火して起きたとみられるが、詳細は判明していない。欧米メディアは、爆発したコンテナに弾道ミサイルに使う固体燃料が入っていた可能性が高いと報道。ただ、国防軍需省の報道官は港には軍事目的の貨物はなかったと主張した。
ペゼシュキアン大統領は27日、被災現場を視察し、負傷者らを見舞った。不適切な貨物の管理が被害拡大を招いた可能性もあり、体制指導部は国民の反発の広がりを警戒しているとみられる。
地元メディアによれば、27日までに爆発に伴う死者は40人、負傷者は1200人を超えた。政府は国民に対し、28日は服喪の日にすると決定した。
〔写真説明〕27日、イラン南部バンダルアバスで起きた爆発による負傷者を見舞うペゼシュキアン大統領(イラン大統領府提供)(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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