【カイロ時事】パレスチナのイスラム組織ハマスは11日、声明を発表し、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとの停戦と人質の解放、ガザへの支援物資搬入の再開に関して「ここ数日、米政府と協議した」と明らかにした。その上で「停戦に向けた取り組みの一環」として、米国籍を併せ持つ人質のイスラエル兵1人を解放する意向を示した。
 米国がテロ組織に指定するハマスと直接交渉を行うのは異例。双方は、13日からのトランプ米大統領の中東歴訪を前に、交渉を加速させているもようだ。 
〔写真説明〕イスラエル国防省前で行われた戦争の終結と人質解放を訴える反政府デモ=10日、テルアビブ(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)