厚生労働省が25日発表した2024年度の労災補償状況によると、仕事による強いストレスが原因となった精神障害の労災認定は前年度比172件増加の1055件だった。初めて1000件を超え、過去最多を更新した。
 原因では「上司からのパワーハラスメント」が224件と最も多く、次いで「仕事内容・仕事量の大きな変化」の119件。「顧客や取引先、施設利用者などからの著しい迷惑行為」のカスタマーハラスメントも108件に上った。 
〔写真説明〕厚生労働省=東京都千代田区

(ニュース提供元:時事通信社)