【ニューデリー時事】インドのモディ首相は12日、パキスタン領内への攻撃後初めて国民向けに演説し、「100人以上のテロリストを殺害した」と戦果を誇示した。停戦合意に関しては「テロ・軍事拠点への報復を一時的に止めただけだ」と述べ、今後のパキスタンの出方次第では攻撃を再開する姿勢を強調した。
 また、パキスタンの軍や政府がテロを助長していると非難。現状が続けば「(インドの攻撃により)いつかパキスタンは滅びる。生き残りたければテロの基盤を排除しなければならない」と迫った。「インドは核の脅しにひるまない」とも強調した。パキスタンはインド側の主張を否定している。 
〔写真説明〕12日、インド東部コルカタの電気店でモディ首相のテレビ演説を見る人たち(EPA時事)
〔写真説明〕12日、国民向けにテレビ演説するインドのモディ首相(同国政府報道情報局提供・時事)

(ニュース提供元:時事通信社)