2025/05/30
防災・危機管理ニュース
総務省が30日発表した5月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が110.5と、前年同月比3.6%上昇した。プラスは45カ月連続で、23年1月(4.3%上昇)以来、2年4カ月ぶりの高い伸びとなった。
米類は93.7%上昇。過去最大の伸びとなった4月(93.8%上昇)から鈍化したものの、高止まりしている。
生鮮食品を除く食料は6.9%上昇し、4月の6.4%を上回った。政府は3月からコメの価格抑制を狙って備蓄米の放出を始めたが、店頭に行き渡らずに需給の引き締まりが続いた。
コメに関連した品目では、おにぎりが16.9%、外食のすしが8.3%と、それぞれ高い伸びとなった。ほかにチョコレートが28.0%、コーヒー豆が21.1%、鶏肉が8.8%と伸び幅が大きかった。
エネルギー価格は8.7%上昇。政府の電気・ガス代の負担軽減策がいったん終了したため、電気代は10.8%、都市ガス代は6.6%の上昇となった。
生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は3.4%上昇。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は3.3%上昇した。
(ニュース提供元:時事通信社)
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