ウクライナと国境を接するロシア西部2州で5月31日から6月1日にかけ、橋の崩落による列車の脱線が相次いだ。これにより旅客列車に乗っていた少なくとも7人が死亡。連邦捜査委員会は爆破テロの疑いで捜査を開始した。
 ブリャンスク州では31日夜、自動車用の陸橋が線路上に崩れ落ち、モスクワ行きの夜行列車が巻き込まれた。非常事態省によると7人が死亡、47人が負傷。鉄道会社はテロなどを意味する「不法妨害行為」が原因と発表し、ボゴマズ知事は国営テレビの取材に「橋が爆破された」と述べた。
 その後、クルスク州で1日未明、貨物列車が通過する橋が下で交差する自動車道に崩落。ヒンシュテイン知事代行によると、運転士らが負傷した。 
〔写真説明〕1日、ロシア西部クルスク州で橋が崩落し、脱線した貨物列車(同州知事代行のSNSより)(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)