【シリコンバレー時事】著名な人工知能(AI)研究者で、カナダのモントリオール大のヨシュア・ベンジオ教授は3日、AIの安全確保に取り組むNPO(民間非営利団体)を設立したと発表した。民間企業などが手掛けるAIを監視する新たなモデルの開発を進める。
 新団体は「LawZero(ローゼロ)」。ベンジオ氏は声明で「最先端のAIシステムには既に欺瞞(ぎまん)や自己保存の兆候が表れている」と指摘。研究を通じ、回答の偏向や意図的な誤用、人間が管理できなくなる危険性の低減を目指す。 
〔写真説明〕カナダ・モントリオール大のヨシュア・ベンジオ教授=2023年7月、モントリオール(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)