2025/07/07
防災・危機管理ニュース
国土交通省は、電線を地中に埋めて電柱を撤去する「無電柱化」の加速に向け、新たな目標を設ける方針だ。市街地の緊急輸送道路で2030年度までに工事の完了を目指す区間を、26年度から5年間の次期推進計画に盛り込む。有識者検討会で議論し、来春の取りまとめを目指す。
国交省は、全国の緊急輸送道路のうち、災害時に電柱倒壊のリスクが高い市街地の約2万1826キロを中心に無電柱化を推進。ただ、24年度末時点で工事が完了した区間は35%にとどまる。
このため同省は、特に重点的に取り組む区間を選定し、事業のスピードアップを図る。次期計画には新たな整備目標として、30年度までに工事を完了する区間を具体的に示す考え。21~25年度の現行計画では、工事の着手率を目標として設定している。
道路の幅が狭いといった理由で電線を地下に埋める工事が難しい区間では、側溝などに通す工法の導入推進を掲げる方向だ。地下に埋める場合に1キロ当たり約5億円とされるコストの削減や工期短縮にもつなげる。
緊急輸送道路は、災害対策基本法に基づき、都道府県が指定。電柱が倒壊すると緊急車両の通行の妨げとなるため、緊急輸送道路での電柱の新設は禁止されている。無電柱化は都市景観の向上にもつながることから、国交省は電力会社など電線管理者や自治体への財政支援を行っている。
〔写真説明〕大阪・難波地区の電柱と電線=1月18日(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/07/05
-
「情シス任せ」「コンサル任せ」では終わる
社会機能の維持に欠かせない業種でサイバーインシデントが相次いでいます。事業停止の影響は一企業のビジネスの域を超えサプライチェーン全体に波及。いまやセキュリティは経営の重要課題です。企業を取り巻くサイバーリスクと求められる対策について、日立ソリューションズの扇健一氏と辻󠄀敦司氏に聞きました。
2026/07/03
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/30
-
-
-
W杯に水を差したDAZN契約プラン表示が原因で大炎上
世界最大のスポーツイベントであるサッカーのW杯が6月12日に開幕。日本は1勝1分けで決勝トーナメント進出を大きく引き寄せている。その裏でW杯の視聴契約を巡ってSNSで大炎上していたのが、スポーツコンテンツの配信会社であるDAZNだ。W杯の全試合を視聴できる年間契約プラン表記に問題があり、13日にお詫びを発表した。しかしその対応も反感を買い、炎上は継続。最終的には年間プラン自体を取り下げた。DAZNの何が問題だったのか、消費者問題に詳しい住田 浩史弁護士に聞いた。
2026/06/23
-
-







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方