【ニューヨーク時事】米鉄鋼大手USスチールの東部ペンシルベニア州にある工場で11日、爆発が起きた。地元警察によると、1人が死亡。1人が行方不明で救助活動が行われている。10人が負傷し、病院に搬送された。爆発の原因は明らかになっていない。
 爆発は午前11時(日本時間12日午前0時)ごろ、ピッツバーグ近郊にあるクレアトン工場のコークス炉で発生。米メディアは、工場から灰色の煙が立ち上る映像を流した。同社によると、工場には従業員約1300人が勤務しており、製鉄に使われるコークスを生産する施設としては国内で最大規模だという。
 USスチールのブリット最高経営責任者(CEO)は「原因を調査するため、関係当局と緊密に協力している」と説明した。同社は6月、日本製鉄の完全子会社となった。 
〔写真説明〕11日、米東部ペンシルベニア州クレアトンにある鉄鋼大手USスチールの工場(AFP時事)
〔写真説明〕11日、米東部ペンシルベニア州クレアトンにある鉄鋼大手USスチールの工場の爆発現場で消火活動に当たる消防隊員ら(ロイター時事)

(ニュース提供元:時事通信社)