旧ジャニーズ事務所の所属タレントらをマネジメントする「STARTO ENTERTAINMENT」(東京)は13日、X(旧ツイッター)上でタレントに成り済ましていた複数の偽アカウントについて、米国の裁判所がXの運営企業に対し、発信者情報の開示命令を出したと発表した。
 関係者によると、X側が開示した偽アカウント計73件のうち、少なくとも35件がバングラデシュで運用されていた。ライブ当日に「無料で生中継が見られる」などと投稿し、クレジットカード情報を抜き取る目的とみられる偽サイトにファンを誘導するなどしていたという。
 バングラデシュにファンを狙った詐欺拠点が存在する可能性もあり、STARTO社は現地当局に摘発を要請するため、日本の外務省と協議を始めた。日本で運用されていた他の偽アカウントについても、特定や法的責任の追及を進める。 
〔写真説明〕Xのロゴマーク(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)