石破茂首相は18日、九州を中心とする今月6日以降の全国的な大雨被害に関し、激甚災害に指定する意向を表明した。地域を限定しない「本激」とし、復旧事業に対する国の補助率を引き上げる。首相官邸で記者団に「農地などの復旧について全国一律に国庫補助の特別措置を行うべく、指定に向けた作業を進める」と語った。
 内閣府によると、18日時点で青森、秋田、富山、石川、広島、山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、鹿児島の12県で建物などの被害が確認されている。首相は「一日も早く元の暮らしを取り戻せるよう、自治体と緊密に連携しながら生活支援、被災地の復旧支援に取り組む」と強調した。 
〔写真説明〕記者団の取材に応じる石破茂首相=18日午後、首相官邸

(ニュース提供元:時事通信社)