農林水産省が、8月末までとしていた随意契約による政府備蓄米の販売期限について、延長する方針を固めたことが19日、分かった。販売継続を希望する小売業者が、9月以降も店頭に並べることを容認する。詳細は近く公表する。
 同省は、新米が出回る時期まで備蓄米が店頭に並べば新米の需給や価格への影響が懸念されることから、期限を8月末に設定。ただ、政府が担う配送作業に時間を要し、売り渡しが申込数量に対して追いついていなかった。8月末までに売り切ることが困難な状況と判断し、延長に踏み切るもようだ。 
〔写真説明〕倉庫内に積み上げられた政府備蓄米=3月7日、神奈川県内(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)