東北電力は19日、女川原発2号機(宮城県石巻市)の水素濃度検出器に不具合が見つかり、交換のため21日ごろから運転を停止させると発表した。10日程度で原子炉を再起動する見通し。
 不具合があったのは、原発事故時に溶けた核燃料などから発生する水素ガス濃度を測る機器。6月までに、格納容器内に設置された4台中2台が正常に動作しなくなった。
 東北電は来年1月の定期検査での交換を計画していたが、交換用機器の調達にめどが付いたことから時期を前倒しし、4台すべての交換を決めたという。 
〔写真説明〕東北電力女川原発=2024年10月、宮城県

(ニュース提供元:時事通信社)