東北地方北部は20日午前、前線の影響で秋田県を中心に大雨になる所があった。同県仙北市では桧木内川が氾濫し、一部地域に5段階の警戒レベルで最も高い「緊急安全確保」が発令された。
 気象庁によると、仙北市・桧木内の午前8時50分までの12時間雨量は206.5ミリに上り、この地点の8月の観測史上最多記録を更新した。
 前線は21日にかけて東北地方をゆっくり南下するとみられ、同庁は河川の氾濫のほか、低地の浸水や土砂災害に警戒するよう呼び掛けている。
 21日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、東北の日本海側150ミリ、太平洋側100ミリ。 
〔写真説明〕気象庁=東京都港区

(ニュース提供元:時事通信社)