日本政府観光局が20日発表した7月の訪日外国人数(推計値)は、前年同月比4.4%増の343万7000人となった。同月として過去最多だった2024年の329万2602人を大きく上回った。
 学校の休暇に合わせた来日が増え、中国や台湾、米国、フランスを中心とした訪日客が全体を押し上げた。一方、日本で地震が発生するとの情報がSNSで拡散された香港や韓国からの旅行客は2ケタ減となった。
 国・地域別で最も多かったのは中国で、25.5%増の97万4500人。次いで韓国が10.4%減の67万8600人、台湾が5.7%増の60万4200人、米国が10.3%増の27万7100人と続いた。
 このうち台湾は、航空便の新規就航や増便の効果もあり、訪日客数が単月としての過去最多を更新した。また、米国やフランス、インドネシアなどは7月として過去最多だった。一方で、香港は台風による航空便の欠航も影響し、36.9%の大幅減だった。 
〔写真説明〕成田空港に到着した外国人観光客=6月17日、千葉県成田市

(ニュース提供元:時事通信社)