2025/08/20
防災・危機管理ニュース
日本政府観光局が20日発表した7月の訪日外国人数(推計値)は、前年同月比4.4%増の343万7000人となった。同月として過去最多だった2024年の329万2602人を大きく上回った。
学校の休暇に合わせた来日が増え、中国や台湾、米国、フランスを中心とした訪日客が全体を押し上げた。一方、日本で地震が発生するとの情報がSNSで拡散された香港や韓国からの旅行客は2ケタ減となった。
国・地域別で最も多かったのは中国で、25.5%増の97万4500人。次いで韓国が10.4%減の67万8600人、台湾が5.7%増の60万4200人、米国が10.3%増の27万7100人と続いた。
このうち台湾は、航空便の新規就航や増便の効果もあり、訪日客数が単月としての過去最多を更新した。また、米国やフランス、インドネシアなどは7月として過去最多だった。一方で、香港は台風による航空便の欠航も影響し、36.9%の大幅減だった。
〔写真説明〕成田空港に到着した外国人観光客=6月17日、千葉県成田市
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- インバウンド
防災・危機管理ニュースの他の記事
- 訪日客、7月として過去最多に=343万人、学校休暇で増加―日本政府観光局
- 南海トラフ地震、事前避難52万人=「警戒」発表時、内閣府が初調査
- 東北北部で大雨、災害警戒=線状降水帯の恐れ―気象庁
- 会場足止め、情報発信不十分=鉄道トラブル対応に課題―大阪・関西万博
- 東北の日本海側北部は大雨警戒=九州南部と奄美、落雷突風に注意―気象庁
おすすめ記事
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/19
-
-
-
-
「自分の安全は自分で」企業に寄り添いサポート
海外赴任者・出張者のインシデントに一企業が単独で対応するのは簡単ではありません。昨今、世界中のネットワークを使って一連の対応を援助するアシスタンスサービスのニーズが急上昇しています。ヨーロッパ・アシスタンス・ジャパンの森紀俊社長に、最近のニーズ変化と今後の展開を聞きました。
2025/08/16
-
-
白山のBCPが企業成長を導く
2024年1月1日に発生した能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町にある株式会社白山の石川工場は、深刻な被害を受けながらも、3カ月で完全復旧を実現した。迅速な対応を支えたのは、人を中心に据える「ヒト・セントリック経営」と、現場に委ねられた判断力、そして、地元建設会社との信頼関係の積み重ねだった。同社は現在、埼玉に新たな工場を建設するなどBCPと経営効率化のさらなる一体化に取り組みはじめている。
2025/08/11
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方