2025/08/22
防災・危機管理ニュース
日本政府が主導し、アフリカの発展について議論する第9回アフリカ開発会議(TICAD9)は22日、横浜市で3日目の討議を行い、人工知能(AI)を含むデジタル技術活用や重要鉱物の安定供給などの協力策をまとめた「横浜宣言」を採択して閉幕した。共同議長を務めた石破茂首相は記者会見で「未来への投資拡大や産業協力強化、人材育成に一層取り組む」と表明した。
首相は新構想「インド洋・アフリカ経済圏イニシアチブ」にも触れ、「インド洋を囲む国々と共にアフリカの域内統合、産業発展に貢献したい」と狙いを語った。
宣言は「経済」「社会」「平和と安定」が3本柱。日本はアフリカが抱えるこうした課題の解決に協力する姿勢を鮮明にし、影響力を強める中国との差別化を図る。
〔写真説明〕第9回アフリカ開発会議(TICAD9)の閉会を宣言する石破茂首相(中央)=22日、横浜市西区(代表撮影)
〔写真説明〕第9回アフリカ開発会議(TICAD9)の閉会式を終えて関係者と握手する石破茂首相(左から2人目)=22日、横浜市西区(代表撮影)
〔写真説明〕各国の首脳や代表者が出席した第9回アフリカ開発会議の閉会式=22日、横浜市西区(代表撮影)
(ニュース提供元:時事通信社)



防災・危機管理ニュースの他の記事
- AI活用、鉱物安定供給=アフリカ発展へ新経済圏―横浜宣言採択、TICAD閉幕
- 鉄道トラブル、会場に1.1万人=マイカーで迎え可能に―万博協会
- 中国向け「H20」で生産停止要請=米エヌビディア、部品調達先に―報道
- ビザ所持者を「継続審査」=外国人5500万人対象―トランプ米政権
- 南海トラフ、事前避難者数を訂正=内閣府
おすすめ記事
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/19
-
-
-
-
「自分の安全は自分で」企業に寄り添いサポート
海外赴任者・出張者のインシデントに一企業が単独で対応するのは簡単ではありません。昨今、世界中のネットワークを使って一連の対応を援助するアシスタンスサービスのニーズが急上昇しています。ヨーロッパ・アシスタンス・ジャパンの森紀俊社長に、最近のニーズ変化と今後の展開を聞きました。
2025/08/16
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方