「火山防災の日」の26日に合わせて、内閣府は富士山噴火に伴う降灰などの被害を示したCG映像を公開した。富士山から約100キロ離れた東京都新宿区付近が降灰により視界が悪くなっている様子や、火山灰の重みで木造家屋が倒壊する場面などを表現した。
 1707年に起きた宝永噴火クラスを想定して、政府の中央防災会議の作業部会が2020年に推計した被害状況に基づき作成した。映像は約10分間で、内閣府のホームページなどで見ることができる。
 坂井学防災担当相は同日の閣議後記者会見で、「噴火による災害は地震より一層想像しづらい。しっかり火山防災の取り組みを進めていきたい」と述べた。 
〔写真説明〕富士山噴火を表現したCG映像の一部(内閣府提供)
〔写真説明〕富士山噴火による、約100キロ離れた東京都新宿区付近での降灰を表現したCG映像の一部(内閣府提供)
〔写真説明〕富士山噴火による被害を表現したCG映像の一部。火山灰の重みで木造家屋が倒壊する恐れがある(内閣府提供)

(ニュース提供元:時事通信社)