秋田県は2日午前、前線の影響で大雨となった。五城目町の一部には河川が氾濫したため、仙北市の一部には氾濫の危険があるため、5段階の警戒レベルで最も高い「緊急安全確保」が発令された。秋田市などで避難指示が出される所も相次いだ。気象庁は東北北部では3日昼前にかけ、大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の氾濫に厳重に警戒するよう呼び掛けた。
 前線は日本海から東北北部、北海道東部に延び、次第に南下する見込み。前線上の日本海と北海道東部にそれぞれ低気圧があり、東北東へ進んでいる。
 秋田県の2日午前10時40分までの6時間雨量は、北秋田市で131.5ミリ、能代市で122.5ミリ、五城目町で104.5ミリとなった。
 3日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、東北の日本海側180ミリ、太平洋側100ミリ。 

(ニュース提供元:時事通信社)