東北北部は2日、前線の影響で大雨になる所があった。秋田県の五城目町、仙北市、秋田市のそれぞれ一部地域には河川の氾濫などのため、5段階の警戒レベルで最も高い「緊急安全確保」が発令された。前線は南下し、前線上の低気圧が日本海北部から北海道東方へ進む見込み。気象庁は東北と北陸では3日にかけ、大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。
 秋田、山形、新潟、石川各県では3日未明から朝にかけ、富山県では同日明け方から朝まで、線状降水帯が発生する恐れがある。
 秋田県能代市では2日午後5時までの24時間雨量が171.0ミリとなり、この地点の9月の最多記録を更新。同県北秋田市・比立内では午後4時40分までの同雨量が170.0ミリとなった。
 3日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、東北180ミリ、北陸150ミリ、関東甲信120ミリ。 

(ニュース提供元:時事通信社)