【シドニー時事】すしや弁当などに添えられるプラスチック製の魚型しょうゆ差しの使用が、オーストラリア南部の南オーストラリア州で1日から禁止された。廃プラスチック対策の一環として、使い捨てストローなどと共に禁止品目に指定された。
 州当局は、通常2~3ミリリットル入りの魚型しょうゆ差しは小さいため、リサイクルされずに廃棄されることが多く、海洋汚染につながると指摘。野生生物が餌と間違えるリスクも高いという。スーザン・クローズ州環境相は「しょうゆ差しを使うのはほんの数秒でも、一生の間、環境に残留する」と懸念を示した。 
〔写真説明〕オーストラリア南部の南オーストラリア州で禁止されたプラスチック製の魚型しょうゆ差し(手前)=2日、シドニー郊外

(ニュース提供元:時事通信社)