2025/09/04
防災・危機管理ニュース
東京電力ホールディングス(HD)の小早川智明社長は4日、柏崎刈羽原発(新潟県)が立地する柏崎市役所を訪問し、桜井雅浩市長と面会した。小早川社長は、柏崎刈羽原発7号機の早期再稼働が難しくなったことを受け、先に再稼働させる6号機の現状について報告。また、市長が再稼働の条件とする1~5号機の一部廃炉を判断する時期について「6号機の再稼働後、2年を待たずに前倒しを図る」との方針を伝えた。
柏崎刈羽原発の再稼働を巡り、東電HDは当初、準備が先行していた7号機を先に稼働させる計画だった。しかし、テロ対策施設の設置期限が10月に迫る中で運転再開は困難と判断。6月に、6号機の稼働を優先すると表明していた。これに対し、桜井市長は方針変更を踏まえ、再度東電側に報告を求めていた。
〔写真説明〕新潟県柏崎市の桜井雅浩市長(左から2人目)と面会する東京電力ホールディングス(HD)の小早川智明社長(右端)=4日午前、同市
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
- 台湾国会議長、今月下旬来日へ
- チャットGPTに保護者管理=10代の利用で―米オープンAI
- 東電HD社長、柏崎市長と面会=原発再稼働で方針伝える
- ケーブルカー脱線、15人死亡=18人負傷―ポルトガル
- 台風15号、四国や紀伊半島付近へ=宮崎で線状降水帯発生―災害に警戒・気象庁
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/02
-
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
-
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方