2025/09/05
防災・危機管理ニュース
2018年に熊谷市で当時の日本最高気温となる41.1度を記録し、今年も40度超えの地域が続出した埼玉県。動物も熱中症となる危険性があることから、県内の動物園では獣医師による巡回や、気温によってイベントを中止する取り組みが続いている。
ホワイトタイガーで有名な「東武動物公園」(宮代町)では、動物の熱中症予防のために日よけ用の幕や扇風機、ミスト装置を設置。アフリカゾウのコーナーでは1日2回、シャワーで放水し、体温上昇を抑えている。獣医師が巡回して各動物の健康状態を観察し、熱中症の兆候確認も行っている。
担当者は「40度近い気温でも、動物を健やかに飼うため、できるだけの対策をしている」と強調する。
子どもが楽しめる小型動物を中心に展示する「智光山公園こども動物園」(狭山市)では、コツメカワウソ用に、氷の中に餌を入れて提供。テンジクネズミが長さ約21メートルの橋を渡る人気イベントは、気温が35度以上になった場合は中止する措置を取っている。西方則男園長は「動物は言葉で暑さを訴えることができない。園が注意深く健康を管理することが重要だ」と語る。
日本動物福祉協会に所属する獣医師の町屋奈さんは「温度管理は、動物福祉の基本原則に関わる重要な要素。快適な温度を整える必要性を動物園は意識し、来園者も動物が快適に過ごしているか考えてみてほしい」と話した。
〔写真説明〕餌が入った氷に近づくコツメカワウソ=8月11日、埼玉県狭山市の智光山公園こども動物園
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/02
-
-
-
失われた危機意識を取り戻す災害図上訓練で自分ごと化 ミツバ
どのメーカー系列にも属さず、複数の自動車メーカーや1次サプライヤーに四輪と二輪用の電装部品を供給する独立系のサプライヤーであるミツバ(群馬県桐生市、日野貞実代表取締役社長)。近年、過去に考えられた災害対策が、途絶えつつあった。同社では“自分ごと化”で従業員の危機意識を高めるため、災害図上訓練を実施。参加者の意欲が高まり、対策用の新たな要望が集まるなど、確実な手応えを感じている。
2026/05/26
-
-
-
-
-
顧客の安全と安心をAIと人のアシスタンスサービスで追求
JTBグローバルアシスタンス(東京都千代田区)は、渡航先でのけがや荷物の紛失、言語の壁など、海外旅行に関わるトラブルを包括的にサポートしてきた。昨今では地政学リスクの高まりに応じ、自社の危機管理ソリューションを生かした出張者や駐在員の安全確保にも注力している。創業35年を機に、AIと人間、それぞれの長所を組み合わせたハイブリッド型サービスの展開を目指す。混沌(こんとん)とした時代の中、海外旅行に伴うリスクを低下させ、旅行者の安全をどのように確保するのか。鈴木章敬代表取締役社長に話を聞いた。
2026/05/19
-






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方