2025/09/25
防災・危機管理ニュース
三井住友海上火災保険が農業用ドローンの導入支援に乗り出すことが24日、分かった。メーカーと提携し、農薬や肥料を散布するドローンと損害保険をパッケージ化した商品を10月から販売。人手不足や高齢化に悩む比較的規模の小さい農家をターゲットに作業効率化を後押しする。
国産ドローンメーカーのマゼックス(大阪府東大阪市)と農家向けの補助金コンサルティング事業を手掛けるリタテラス(東京)の3社が提携し、中小型ドローンの導入・運用を支援する。
契約者は自己負担なしで1年間、三井住友海上の保険に加入できる。機体の墜落や盗難に加え、操作ミスなどによる第三者への損害賠償も保険でカバーできるようにした。
政府や自治体の助成金をフル活用することを提案し、バッテリーなどを含めた標準的なパッケージ料金は、70万円程度の実質負担に抑えられるケースもあるという。2028年度までに計500台の販売を目指す。
農林水産省によると、農薬の散布用ドローンの販売台数は年間3000台ほどで推移。ドローンによる農薬の散布面積は23年度時点で年間延べ100万ヘクタールを突破した。農業の担い手不足を解消し高度化や効率化を図る観点から、政府も活用を促している。
〔写真説明〕マゼックスの農業用ドローン(同社提供)
〔写真説明〕マゼックスの農業用ドローン(同社提供)
(ニュース提供元:時事通信社)


防災・危機管理ニュースの他の記事
- ガザ問題「近日中に突破口も」=米政府、21項目の終戦計画提示
- 移民捜査局で銃撃、3人死傷=米テキサス州
- 中国、新たな温室ガス削減目標=35年までに最大1割―国連気候サミット
- ロシア港湾に攻撃、2人死亡=ウクライナのドローンで
- 農業用ドローンの導入支援=保険とセット販売、農薬散布を効率化―三井住友海上
おすすめ記事
-
-
-
-
-
カムチャツカ半島地震 津波対応振り返り【専門家】
7月30日、ロシア・カムチャツカ半島付近の地震による津波が日本列島に到達。広い範囲で津波警報が発表されました。突然の警報に戸惑った企業も多いのではないでしょうか。南海トラフ地震では、短時間でより大きな津波が襲います。教訓として残ったものは何か。企業の振り返りと専門家へのインタビューを通じ、津波対策の課題と改善点を探ります。
2025/09/24
-
-
カムチャツカ半島地震 津波対応振り返り【企業】
7月30日、ロシア・カムチャツカ半島付近の地震による津波が日本列島に到達。広い範囲で津波警報が発表されました。突然の警報に戸惑った企業も多いのではないでしょうか。南海トラフ地震では、短時間でより大きな津波が襲います。教訓として残ったものは何か。企業の振り返りと専門家へのインタビューを通じ、津波対策の課題と改善点を探ります。
2025/09/19
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/16
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方